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ゴーヤの育て方

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ゴーヤの育て方



土づくり

ゴーヤはとにかく、元肥が多くあるといい野菜の1つです。牛糞などの堆肥をたくさん入れておきます。また、化成肥料や油粕などのすぐに分解される肥料よりも、牛糞などの堆肥の方が長期栽培のゴーヤには適していると思います。もちろん、追肥をしていくのも可能ですが、地面に植えた場合は思いのほか、広く根が伸びますので、追肥もままならないかもしれません。簡単に植物は枝葉が伸びている先端の下の地面の中にまで根が伸びていると言われます。

そのため、ゴーヤのように5mくらいは伸びる野菜の場合、新しい根の上に追肥をすると考えると、とてもカバーしきれない面積になってしまいます。それくらい、はじめに、大きい穴を掘ってそこにたい肥を多めに入れることが望ましいかも知れません。特に収穫を楽しむ場合には、実をたくさんつけ、大きくするために必要なことです。











品種選び - そのゴーヤは節成りか?

ここでよく、注意する必要があるのが、そのゴーヤの品種は節成りなのか?ということです。あばしゴーヤは元からよくなりますので大丈夫ですが、普通のゴーヤを買うと、たいていが節なりではありません。節成りゴーヤの種はとても高いからです。節成とは全ての葉の付け根から実がなるとうことです。

これはゴーヤをカーテンにして使いたい人にはいい迷惑かもしれませんが、それでも楽しいとは思います。それを実現するためには必ず節なりである必要があります。特に菜園でたくさん収穫したいとおもったら、必ず節成のゴーヤにしたほうがいいです。場所ばかりとって、日除けになる=日陰を多く作り、他の作物の邪魔になる、それでいてたくさん収穫できないのなら意味があまりなくなってしまいます。

また、本格的に1個の実を店で売られているみたいに大きくしたい場合は、一本のツルに1個の実だけとなるように摘果します。これはわざわざ節なり品種でこういうことをするの?って思いますが、生産者の作り方でも摘果しないといいものはできません。また、節成の品種でやるからこそ意味があるようです。

節成でない品種はほんとうに思ったように実がなりません。これだとさすがに摘果しなくていいといっても残念な結果におわります。また、固定種であるということもあり、種が安いのだと思いますが、品種改良されていないので、形の良さや揃い方や、日持ちの良さなどが良くないのだと思います。



ニガウリ育て方




ゴーヤーの種まき

ゴーヤは不思議な形の種をしています。この種の出っぱりをハサミや爪切りで切って少しだけ隙間をあけます。そして、しばらく水につけて、種まきをして土をかぶせます。かなりの高温が必要で時間もかかります。寒い時期は1ヶ月くらいかかることもあります。また、うまく発芽できる温度にならずに湿ったままになっていると、種の中身がだめになってしまいます。慣れるまでは少しコツがいるかもしれません。

また、節成の品種の種は高いため、失敗しないようにコツを使うむことが重要だと思います。ポイントとしては、室内で直射日光があたる窓辺で、育苗ポッドの上からさらにビニール袋に入れるなどして確実に30度を超えるようにすることだと思います。発芽したらすぐにビニールをとるか、丈夫を開封してください。発芽後は、意外と蒸れと高温に弱くゴーヤの芽は枯れていしまいます。また、あまりに温度が高いと種が発芽しなくなってしまいます。






ゴーヤーの苗の育て方

発芽後は、温度が高めの状態をキープして育てます。夏場が成長の本番なので、植え付けまでには、それほど大きくはなりません。ツルなので、細くてひょろひょろとしていても、それが正しい姿です。本場が5枚くらい出ていれば十分な苗だと言えると思います。購入する場合は、特に問題は無いと思いますが、小さい苗でも大きい苗でも、植え付け時期からしばらくは気温が適温にならないので成長はあまり早くはならないと思います。どちらの苗でも大きさに関係なく同じように成長していき同じくらいの時期に収穫となることが多いようです。





ニガウリ育て方





ゴーヤの苗の植え方

植え付けは十分に土づくりをして有機肥料を多く与えた地面に植えるのが理想です。また、できれば、しばらくはビニールの囲いなどをして保温してやると、成長が早まります。しかし、かならず、上部は開口しておいてください。蒸れるとすぐに苗がダメになってしまうので、注意が必要です。植え付け場所に十分な有機肥料を施肥しておいて、植穴をあけて定植します。植え付ける穴はあまり深くなりすぎないようにします。ポットの土の上部がうっすらと隠れるくらいの深さに植えます。

そして最後に軽く両手で押さえてしっかりと地面となじませます。その後に仮支柱を立てます。仮支柱は30cm程度の支柱が1本あれば大丈夫です。ゴーヤは茎が細いので風が吹くとすぐに折れてしまいますので、仮支柱をすぐに立てます。おそらくすぐにつるが伸びて、支柱の高さは足りなくなってしまいます。しかし、この状態であれば、風が吹いて折れたとしても、脇目が伸びてきますので問題はありません。取りあえずは最初の根本の所が折れないように、最初に仮支柱をたてることが大事です。植え付け後にはたっぷりと水やりして活着するのを待ちます。 GWの頃に植え付けると、天気が良い場合は下手をすると水の量が少なかった場合は、枯れてしまうこともありますので念のために十分に、水を与えた方がいいと思います。







ゴーヤの摘心、支柱

ゴーヤの本葉が何枚か伸びたら、摘心(新芽の先端を切り取る、摘み取る)してください。ということが言われています。これは、新芽がなくなると、わき芽が伸びて着やすくなるので、初期の状態から枝分かれが多くなり、たくさん収穫できるということを期待したものです。どのタイミングで摘心するかによって、枝の数をかえられます。

基本的には5枚くらいで摘心するようなことを言われています。そこから、3,4本の枝を伸ばしていき、さらにそこから自然にわき芽が伸びてきて、網の目状にゴーヤが茂ります。ゴーヤを育てるというよりは勝手に育っていくという感じだと思います。夏場はツタのようにどんどんと成長して他の植物を覆い隠してしまいます。

葉が十枚位伸びてから摘芯することもあります。また主枝が支柱のてっぺんまで伸びてから摘芯する方法もあります。節成ゴーヤを栽培する場合は摘心を全くしなで、放任栽培にしておくのもいいと思います。支柱の頂点まで伸ばしてそこから横にネットに沿ってビッシリと葉をしげらせたい場合には、摘心を遅くするのがいいかもしれません。

または収穫を重視するのであれば早めに摘心をして、早い時期からわき芽を三、四本伸ばしておくことによってそれぞれが太くなり、主枝のようになってたくさんの収穫が期待できます。節成ゴーヤの場合には摘心はしなくても十分に収穫が期待できるのですが、早い時期に植え付けたのであれば早めに摘心をして枝を増やしておいた方が収穫量を増やすことができます。また、夏の遅い時期にゴーヤを植えたのであれば摘心をせずにそのままにしておいた方が早く収穫ができるかと思います。

通常、節成ではないゴーヤは、主枝を親蔓とすると、孫蔓に雌花が付き、実がみのるのが一般的です。親蔓にはほとんど雌花はつきません。





ゴーヤの育て方ニガウリ育て方










開花から受粉、着果

ゴーヤの花に雌花が見えてきたら実ができるチャンスです。雌花がどれくらい咲くかが、ゴーヤをどれくらい収穫できるかが決まってくるといえます。節なりゴーヤでない場合は、あまり雌花が見つけられないと思います。花の根元に小さなゴーヤのようなものがあるのが雌花で、何もないただの糸のようになっているのが雄花です。マンションのベランダなどで虫が寄ってこない場合には人間が人工的に受粉を手伝ってやることが必要になってきます。また、節なりゴーヤの場合には雌花の数が少ないので二本、三本と植え付けることによって、受粉を確実なものとします。大きな実を収穫したい場合には、この段階でゴーヤの雌花をツル一本に一個づつ程度に摘果した方がいいと思います。十分に栄養分があるような状況で、地植えか非常に大きいプランターで育てている場合には、摘果しなくても大きい実が多くとれます。






ゴーヤの収穫


開花から2週間〜3週間程度で収穫できます。収穫の目安は自分で1つとってみて考えていくと非常に分かりやすいです。待てば大きくなりお得な感じがしますが、あまり待ちすぎると熟してだめになってしまいます。少しでも柔らかいと感じたら、すぐに収穫しないと食べられなくなってしまいます。黄色くなる手前でも柔らかい物は、歯ごたえがなくもさもさとして美味しいとは言えなくなってしまいます。収穫時に大事なことは、そこの見極めをすることくらいです。

また、収穫がはじまる少し前から、どんどん追肥をしていきます。なにもしないと、実を収穫し始めるてから日に日にゴーヤの大きさが小さくなっていきます。しかし、あまり夏場に追肥をし過ぎると虫が実に穴を開けて入ってしまいますので注意が必要です。



ゴーヤ栽培




ゴーヤの種とり


伝統品種などの固定種のゴーヤであれば、種をとっておき来年また栽培できます。ゴーヤの育て方は簡単ですので、珍しい品種のゴーヤなどが手に入った場合は種をとっておくといいです。大きくなった実をそのまま収穫せず放置してくと、黄色くなります。その中に赤いどろっとしたゼリー状の物質に包まれたゴーヤの種がありますので、綺麗に洗って乾燥させ、涼しい所で来年まで保管します。ゴーヤが緑色の時の種は、大きさもありしっかりとしていますが、まだちゃんと成長していません。完全に熟しきった黄色くなったゴーヤからとった種を採取するようにします。





ゴーヤ栽培





ゴーヤの病気

うどんこ病、べと病、つる割病、つる枯れ病、ネコブセンチュウによる被害などが知られています。

一度病気にかかったら、環境を見なおして必要に応じて農薬を適切なものを聞いて使用してください。 また、様々な自然農薬、食品にもなっているような物質で農薬の変わりにすることができることもあります。

基本的に環境が悪いのでカビなどと同じように病気にまけるので、天気がよくなるまで待つしかありません。環境を改善するといっても、植えた後に、どうこうというのは限りがありますので、あまり考えないほうがいいと思います。

ただ、多少のことなら、梅雨明け頃から急激に成長し始めて元気になります。もし、心配でしたら、梅雨明け前に新しく苗を予備として植えておくのもいいかもしれません。



ゴーヤの害虫

ウリハムシ、ハスモンヨトウ、カブラヤガ、ワタアブラムシ、コガネムシ、ナメクジなどが知られています。

害虫は幼虫系は殺虫剤があると思います。詳しくは農薬の取扱店で適応農薬を聞いてみてください。
しかし、環境がよくない、天気が悪い割に肥料の与えすぎなどの原因で被害が広がることがおおいようです。

また、都会やベランダは虫はほとんどきませんが、かりに1種の害虫が増えると天敵がいない分、また、餌となるゴーヤの株が少ないのですぐに食べつくされてしまうかも知れません。



ゴーヤの育て方 - たくさん収穫するために

ゴーヤは品種によって、また、日光の強さによって収穫量が決まってくると思います。

それに加えて、水分と栄養状態が左右します。


  • 品種は節成か?
  • 日当たりは最高にいいか?
  • プランターなどで水不足じゃないか?
  • 肥料は元肥が効果が残っているか?

  • ということになります。




    品種は節成か?

    これは、買う時にチェックします。


    日当たりは最高にいいか?

    日当たりのよい場所ではなく、最高にいい場所です。

    最大に日光の当たる場所においてください。水分が枯れない限りはどんなに光がつよくても枯れることはありません。また、そのほうが圧倒的に成長がよくなります。


    プランターなどで水不足じゃないか?

    プランターで水やりをさぼったらゴーヤーにとっては地獄です。
    夏場は半日持つかどうかです。 忘れないようにしましょう。



    肥料は元肥が効果が残っているか?


    元肥の効果は注意書きに、肥効が3ヶ月持続すると書いていない限り、1ヶ月程度で消えてしまいます。

    植え付け時期から、2ヶ月以上経って、成長期に入るので、追肥なしでは考えられません。
    梅雨明けしたら、追肥を毎日与えてもいいくらいです。薄めの液肥ですが。

    ただ、有機肥料の場合、プランターだと特に難しいのですが、菜種油かすなどを、与えたほうが効きが速くていいと思います。 それでも、そのままあたえると、臭う、腐る、大変ですので、土と混ぜて一緒にプランターに盛土することで与えるのがいいかもしれません。

    いずにれしても、プランターの場合は夏前に元肥は切れていると考えてもいいかと思いますので、日当たりさえ最高であれば、追肥はがんがんおこなっていくことで収穫を増やすことができるかもしれません。

    ただ、夏場の後半は実が幼虫に穴をあけて食べられることが発生するかもしれません。これは、肥料がきいて虫を呼び寄せているのですが、ほどほどのところで加減をするという感じだと思います。





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